浅草レポ

keita3932005-08-07

昨日は浅草へいってきました。
もちろんさきっぺのお盆特別興行の応援です。
ということで、今日の画像は浅草ロック座の入り口です。
入り口横のパネルを拡大すると昨日の画像になります。

昨日は体調不良によりお休みの人がいたようで香盤(セットリストのようなもの)が多少変更になってました。

先に浅草ロック座特有の公演形態について簡単に説明します。
通常の他の劇場では10〜15日間同じメンバー(5〜7人位)が出演します。
それぞれ20〜30分位の持ち時間で自分の演し物を単独(ソロ)で自由にやります。
自分の演し物が終わったらポラロイドでのミニ撮影会タイムがあり希望者のお客さんはポラロイドでダンサーの人の写真をとることができます(有料です)。
これを決まった順番で5〜7人が行いトリの人が終わったらフィナーレという全員出演のステージをやって1回の公演が終了。通常1日4公演で4回目のラストはフィナーレは無しです。

浅草ではこの通常の公演形式とはまったく違い、大体10人位の人数が出演します。
1つ1つのステージは「景」とよばれ、それぞれにメインの出演ほかにバックダンサーが複数でます。出演者は自分のメイン景以外では他の人のバックにつくのです。全部の景に全員がでるわけではなく、1人あたり自分のメイン景を含めて4〜5回の出番があります。これを繰り返して最後にフィナーレで1回の公演終了、1日4回公演です。
ポラロイド撮影は一切なくステージは時間に正確に淡々と進みます。
さらに特筆すべきは浅草では専属の振り付けの先生による演し物なのでダンサー自身の作品は観れないんです。普段と違う一面をみれたり、イメージに合わない振り付けで個性を消されてしまう場合もあります。そんな試練ともいうべきハードな興行でさきっぺは初出演のときを除いて常にトリ、つまりその公演の座長(キャプテン公演とも言い替えられるかな)の重責を果たしてきました。もちろん今回もトリで出演です。

さてさて、昨日は6景にメインで出演予定の3代目東八千代さんが体調不良でお休みの関係で多少の変更がありました。さきっぺの次に楽しみにしていた3代目が観れなかったのは残念でした。
さきっぺはトリのメインの10景のほか1・4・5景にバックで出演です。ところが上記の3代目の代演に本来4景メインの小泉まなさんがまわり、4景は急遽さきっぺと8景メインの吉川くららさんがWメインをつとめることになったようです。そうとは知らず3回目公演の4景をみてるとバックダンサーがはけるタイミングになってもさきっぺがはけていきません。「あれ?」っと思っているとそのまま本舞台から花道を進んで「盆」と呼ばれるせり出したステージへ。おそらくは急遽アドリブでやったんだと思います。通常練りに練った内容の作品を信条とする彼女ですが、このアドリブには恐れ入りました。デビューからはや5年、ここまで力をつけていたのかとあらためてリスペクトです。
そのほか1景では浴衣で登場し、5景ではなんと露天風呂の風景から湯上り姿で踊ります。
メインの10景ではゴージャスな古代の女王のような衣装で緊迫感のあるダンス、そして彼女の真骨頂の「盆」でのベットパート。ダンス自体の安定性も定評がある彼女ですがやはり最大の魅力を発揮するのは「盆」に出てきてからだと思います。会場全体が息を呑んで吸い寄せられるかのように「盆」での彼女の演技に集中していきます。一言で表現するならば「美しい・・・」の一言に尽きる内容です。身長155cmと小さな彼女がほんとに大きく見えます。見るたびに思うのは彼女の存在感の大きさ。
そしてフィナーレでは華やかなサンバ風の衣装で登場。終始「華の咲いたような」笑顔で楽しそうに踊って終了です。
今回は1つ余計にステージを観れたので3代目のお休みの替わりを埋めてなお余りあるものでした。

浅草では通常1月を前半(1〜15日)と後半(16〜月末)に分けてメンバーが入れ替わるのですが今月は後半のメンバーが確定しておらずさきっぺはこのまま月末までロングで出演になるかもとのこと。ハードな興行なので彼女の体が心配ですが、出演がロングになれば応援にいける回数も増えるのでファンとしては複雑な心境です。3代目のほかにも5景のメインの沙羅さんも体調が優れず一部のバックをお休みしていたりして、この暑さでメンバー各自体力を消耗しているようです。さらにはまだまだ8月は始まったばかりで先は長い。とにかく無事にやりとげてほしいと願うばかりです。